さよならPCX。こんにちはトリシティ。



PCXからトリシティに乗り換えました。





私のバイクライフ


2015年5月28日PCX納車(125、JF56) 原付の免許を失効(更新期限最終日に免許を落とす)
その後、小型二輪AT限定の免許を取得(近所の免許場では小型はATしかなかった)
元々、ヤマハのマジェスティ125が欲しかった。俗に言う小マジェ。免許を取得した段階では、当然中古しか出回ってない。そもそも、コマジェが欲しいと思ってたのは免許取得の5年くらい前だった。
PCXの登場で免許が欲しくなって、お金も無いのに免許取りに行った。
PCXかトリシティか。凄く迷ってた。でも免許取る段階でお金無いのに、バイクなんて買えるわけもなく。免許取得は8月だったか7月だったか。1年近く掛かって、友人とPCXの価格見に行ったノリで購入。36回ローン(ノ∀`)
トリシティではなくPCXを選んだ理由は、元々コマジェに憧れていたこと。ビッグスクーターみたいな125だったからね。
後、教習所の教官に「125ならPCXがええで!」って言われたから。これでPCXに心が決まった。

PCXの安定感に感動


PCXが納車されて、初めて跨った時に確信した。これは原付より安全な乗り物だと。何だこの安定感は。車重のせいなのか、地面に吸い付くように走る。曲がる時も凄くバランスが取れる。スピードもあっという間に60kmに到達する。この爽快感は決して忘れない。
その後、ノリで友人と昔原付で行ってた山に走りに行く。これに関しては当時はあまり良い印象は無かったかな('A`)
そもそも、原付乗ってたのって20歳くらいで、免許取得してから練習で家の原付乗ってた程度。いきなり長距離かえ( ゚□゚)!って思った。
ただ、PCXの安定感だとどんな感じなのだろうという興味と、この安定感なら余裕だろうという希望的観測でGO。結果としては原付よりマシという結論。暗闇を走るのはバイクの性能以外の物が求められる(=Д= )

そんなこんなでバイクライフはまずまず。ツーリングというよりも普段の足程度のもの。友人らは車を所持していたので、昔ほどバイクでどうこうするようなことは無かったかな。だから5年乗って7600kmくらいだし。最後の1~2年が一番距離が伸びたと思う。USB電源付けて、スマホナビで100km以上のツーリングしたりしてたし。
で、バイク離れが加速したのは単独でこけたから。

深夜煽られて転倒


夜中0時頃、由良川目指して出発。1時頃、豊能のコンビニでキーを無くす。コンビニの店員に聞いても知らないというのでJAFに連絡。キー閉じ込めしてしまったと思ってた。直後、店員がレジ横にキー置いてましたって持ってきて、JAFをキャンセル。キーが見当たらない~JAFキャンセルまで40分くらい。
この時点で当初の予定より大幅にズレてるから帰っておけば良かった。正直帰ることも考えた。けど、深夜の月と空に気持ちがリフレッシュされ、再度目指す。

その後、亀岡辺りを走行中に路上に鹿がいた。これが思いの外怖かった。突撃されたらただじゃ済まないと。ここで少し帰ろうかな…と心が動く。でも、ここまで来たら後少しだし…と先に進む。進んだ先にまた鹿がいた。もうこれ、動物と事故るかもしれないし引き返すべきではないかと考える。目的地まで20km以上ある。とりあえず、どっかで休憩するかと考える。最後の鹿遭遇地点から300mほど行くと、工事により片側の車線が潰れていた。片側1車線の道なのに、人も居ないし信号も無い。
嫌な感じだなーと思った矢先に、後ろから猛スピードで近づく乗用車。避けようにも避けるスペースが無い。信号に差し掛かった時、後方200mほど。ちょうど黄色から赤になったので、これでまぁ振り切れるだろう。ミラーで確認すると普通に信号無視して来たよね( ゚ω゚)
信号の先も片側。もう凄まじい勢いで煽られる(=Д= )
70kmは出てたんじゃないかな。どっか寄らないと、どっか寄らないとと思ってると脇道発見!ようやくこの妙なプレッシャーから開放される(´▽`*)
脇道に入ろうとして曲がった直後。転倒した。見上げた夜空の美しさは生涯忘れないだろう。
ドライブレコーダー見たら、2台の車が通過した。私を煽っていた車は、別の車に煽られていたようだ。そのまま3分くらい横になり、体の痛みと動かない箇所を確認。幸いにも痛い程度で、骨折等は無かった。
傷だらけになったPCXと、吹っ飛んだイヤホン、スマホ、何かの部品等を拾い呆然としてた。
ジーンズは破れていないのに、膝からは洒落にならない出血。もう帰ろう…。帰りに24時間のスーパーに寄り、消毒液や包帯等を購入。ジーンズの膝から下は赤く染まり、靴にまで血が流れていた。けど、この時点でほぼ出血は止まっていた。

これが、バイクを遠ざける一因になった。USBやスマホホルダーを付けて、楽しい楽しいバイクライフだと思ってた矢先の出来事だ。それ以降は本当に移動のためのツールでしかなかったかな。今でもバイクが大好きってわけではない。どこか遠くに行くわけでもないし。少しの移動を手軽にしたい。その想いからPCXよりも、トリシティに魅力を感じ始めた。
私は、バイクに乗る時に3つのルールを定め、守っている。
1,すり抜けをしない
2,追い越しをしない
3,イライラしない
この3つを守っていれば事故は減らす事が出来ると信じている。例えば、すり抜けをすれば、右直事故やサンキュー事故は防げる。追い越しをしなければ不要なリスクは避けられる。イライラしなければ、無茶な運転やトロトロ走る車にも寛容でいられる。特定の車に対して怒りを覚えると、視点がその車に集中して周りを見れなくなる。運転中にイライラして良い事なんて何1つ無いと思ってる。運転中にイライラする人に対しては尊敬なんて出来ない。

転倒しにくいトリシティ


すり抜けをしない、追い越しをしない人にとって、トリシティはデメリットが少ない。スピードは正直そこまで速くない。車体も大きいのですり抜けに適していない。この2つのデメリットが無くなるのは大きい。
対して、安定感という意味ではPCX以上のメリットがあるわけで。私にとってトリシティは正にうってつけのバイクなのです。

6月4日に納車されたトリシティで、40kmほど走行した感想。足下が狭い。これは購入前から分かってたことです。しかし、無意識にPCXの足の置き場に足が向かってしまう。靴でトリシティを蹴る形になるので、早いとこ慣れないとボコボコになる。
乗り心地は多分、PCX以来の衝撃。PCXは地面に吸い付く走り、トリシティは何というか…地面から浮いているような走りです。
浮いて走ったこと無いので正確ではありません。ただ、前方二輪のせいなのか、ブレないんですよね。ただの直線なのに、安定感が違うと瞬時に分かる。何だろう、レールの上を走っているという表現でしょうか。決められたコースを決められて走っている。そんな安定感がありました。
そして、その安定感は風に対して非常に強く現れます。私は、バイク乗車時に覚える恐怖として、カーブと風があります。カーブはマンホールがあったらどうしよう、この先にペットボトルでも転がっていたらどうしようと考えて、カーブはかなり減速しています。カーブで事故るとどえらいことになりますからね…。
続いて風。これは原付時代から苦手です。図体がでかいからなのか、風の影響をモロに受けます。そしてバイクがよろめいたり、流されたり…。
例えば、橋の上だったり、横をトラックが通過した時はふらつくので苦手です。PCXになって軽減はされましたが、それでも風は怖くて仕方ありませんでした。
トリシティになって、風の影響でふらつかない事に気づきました。これまで風が怖くて避けていた新御堂に乗ってみても、恐怖を覚えることはありませんでした。そして、カーブの安定感もまた、トリシティの魅力です。私が感じるバイクの苦手な部分をトリシティがしっかりカバーしてくれています。
今、バイクに対して恐怖心が消えています。もちろん、良い意味でです。運転に関しては慢心するつもりはありません。安全第一、いつでも事故のリスクはあります。ただ、バイクに対して恐怖心がある現象、カーブや風です。これがあると、運転も精密なものではなくなります。風やカーブに対応しきれず転倒なんてことも十分あります。これを解消してくれたトリシティのおかげで、転倒したトラウマが徐々に消えてきたのが分かります。

私のバイクライフリターンズ


私のバイクライフは、今また始まったのです。正直、PCXとお別れする時は悲しくて仕方ありませんでした。次のオーナーには、大切に乗って頂きたいですね…。
それでも、2代目を襲名したトリシティへの期待も大きいです。この素晴らしさはPCXを乗っていたからこそ分かるものです。
逆に、最初にトリシティに乗っていたら、今のタイミングでPCXを購入していたでしょう。双方気になる存在ですからね。

私は、PCX購入時に買ったジャケットを脱ぎ、新たにジャケットを新調しました。試着はちゃんとしましょう。ぶっかぶかです。
ヘルメットもSHOEIのJ-Cruise IIを購入しました。このヘルメットもセットで買ったので、トータル60万円オーバーの買い物(゜∀。)きつい
そして、マウントバーを付けて、装備を充実させています。これから始まるバイクライフに向けての準備です。フラグではありません。この感覚は、それこそPCXに乗り始めた頃やツーリング全盛期に劣りません。今、すぐにでもバイクに跨り、深夜の街から街へ、自由に走り出したい気持ちです。

唯一気になるのは、トリシティに乗るとトリシティ以外のバイクに乗れなくなりそうなことです。そして、バイクに対する感動はしばらく味わうことは出来ないでしょう。
足下が改善されたり、スマートキー対応のトリシティが出るような事があれば、すぐに買い換えるでしょう。それくらい、トリシティは素晴らしいバイクです。

遭遇するアホども

トリシティは素晴らしいバイクと結論付けました。ただ、どれだけ優れたバイクでも、どれだけ注意をしていても事故は起こる。
方向指示器を出さない奴。意味不明な割り込みをしてる奴。何故渡れると思ったのか車道を横切る奴。信号無視して突撃してくる奴。一時停止を無視して飛び出してくる奴。方向指示器と逆方向に曲がる奴。
僅か200kmほどの走行で、様々なアホと遭遇しました。あいつらは周りの気遣いによって事故っていないだけという自覚が無いのだろうか。
方向指示器と逆方向に曲がった奴に関しては、右に指示器出して右に少し膨らんで左に曲がるという荒業をやってのけた。何かキレてたけど、怒りたいのはこっちだよね。
こういった理不尽でもイライラしないようにしてます。家に帰ってから怒髪天ヽ(`Д´)ノ
トリシティは安定感抜群なバイクです。ただ、それは普通に運転してればの話。車に当てられると安定感も何もありません。
やばそうな車には近づかないようにしましょう。方向指示器出さない愚か者が割と多い。急にハンドルを切ると、いくら三輪のトリシティと言えど転倒の可能性が高いです。トリシティという安定感と安全性の高いバイクだからこそ、周りに細心の注意を払うことが必要となります。何で彼らは車の免許を取れたのだろうか。